写真:宮田毛織工業株式会社
Mahoraと尾州生地
Mahoraのビーソファ・クッションは、どんな体勢でもしっかりと体にフィットすることが特徴。直接肌に触れるものなので、高品質な「尾州」の生地は最適です。 尾州生地は、軽さ・やわらかさ・なめらかさなど、触るだけで違いが分かるクオリティーの高さが強み。そのため、国内だけでなくイタリアのビエラ、イギリスのハダースフィールドと並び、毛織物の世界3大生地産地と称され、多くの海外ファッションブランドにも生地として採用されています。
「尾州」について
Mahoraの製作所が位置するのは、名古屋から車で30分の愛知県一宮市。この一宮市を中心に、愛知県尾張西部エリアから岐阜県西濃エリアは「尾州」と呼ばれ、木曽川の豊かな自然の恩恵を受け、古くから織物生産が盛んに行われてきました。
尾州の特徴は、紡績、染色、撚糸、製織など、糸から織物ができるまでの複雑な工程を尾州地域内の多くの企業による分業体制により成り立っていること。そのため、各工程を担う企業毎に高い技術を持っており、多品種少量、短サイクル生産のノウハウが尾州全体で確立されています。尾州全体が一つの大きな工場といえるでしょう。
これらの背景から「尾州」は、国内生産量の約80%の規模へ、また世界的にも有名な毛織物産地として発展していきました。 参照:「尾州」ウェブサイト(http://bishu-japan.jp)
「BISHU」マーク
Mahoraの製品には「尾州産地」で製造されたものである証として「BISHU」マークが付けられています。 このマークをつけるには3つの条件あります。
- 織布と編立・整理加工の工程がどちらも尾州産地で行われたものであること
- 尾州産地ならではの技術と優位性を活かして製造されたものであること
- 「ものづくりのストーリーが喚起される製品」であること
尾州織物は、量産するものとしてではなく、伝統と高い技術に支えられたクラフトマンシップの精神によるものであると言えます。
Mahoraのアウターカバー
Fluppie・Cuddyのアウターカバーは、宮⽥⽑織⼯業で作られた生地モダールを使用しています。宮⽥⽑織⼯業
宮田毛織工業株式会社は1954年創業のニット生地メーカー。 ニット生地の製造販売に特化し続けたノウハウを生かして、日本国内に限らず海外の著名アパレルブランドへも生地の販売をしています。
宮田毛織工業株式会社 愛知県一宮市定水寺字小脇15 TEL : 0586-77-1668
Benearのアウターカバー【デニム】
「尾州デニム」は尾州の独自の、しなやかでコシのあるデニム。デニムの風合いを残しつつ柔らかい触りが特徴です。 Benearのアウターカバーのデニムには、⽊⽟⽑織で作られた「尾州デニム」を使用しています。⽊⽟⽑織株式会社
木玉毛織株式会社は明治28年創業の繊維会社。『ガラ紡』という非常に希少価値の高い日本独自の伝統技術を守りつつ、オーガニックを『当たり前のモノ』にという思いを胸に、糸紡ぎから、染、織、縫製に至るまで、作り手の顔の見えるモノづくりを目指している会社です。
木玉毛織株式会社 愛知県一宮(旧尾西)市西萩原字上沼40 TEL : 0586-68-1131